中日は8日、新型コロナ禍の影響でDeNA3連戦(横浜)が中止になった。立浪和義監督(52)は「何かいいきっかけになれば」と9日からのソフトバンク3軍との練習試合2連戦(ナゴヤ)に1軍選手を出場させるなど空白期間の有効活用を明かした。

「うちのチームがなってもおかしくない。気をつけながらやらないといけないと改めて感じました」。DeNA3連戦の中止が決まると立浪監督は気持ちを引き締めた。同時に開幕直後に訪れたブランクへのプランを続けた。「調子が悪い人もいるので、この期間を利用して火曜日からしっかりやってほしい。阪神西勇は完封して調子もいい。点が取れるように有意義に過ごしたい」。9日の練習試合には若手を中心に起用。翌10日はビシエド、大島ら主力級もスタンバイさせる。12日からの阪神3連戦(バンテリンドーム)へ、7日ヤクルト戦で4本塁打15安打11得点と爆発した攻撃力維持をもくろむ。

練習試合には故障などで開幕に遅れた高橋周、祖父江も合流予定。高橋周は2軍での実戦を継続させてから判断する。20年最優秀中継ぎの祖父江は「来週のドーム(阪神戦)から上げようかなという感じ」と、必勝パターンの強化も示唆。8日先発予定だったエース大野雄を含めローテも再編。立浪竜は、本拠地でのトラ退治で上昇ムードに拍車をかけるつもりだ。【伊東大介】