日本ハム近藤健介外野手(28)がサヨナラ打を決めた。2-2の延長10回1死二塁から適時二塁打。楽天の守護神松井のカーブをはじき返し、ナインから手荒い祝福を受けた。新庄剛志監督も万歳で笑顔。負ければ2ケタ借金の危機を免れた。

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粘り強く、白星を手にした。4回1死一塁から清宮幸太郎内野手(22)が中越え適時二塁打を放ち先制。投げては先発の上沢直之投手(28)が4回2死満塁のピンチを招くも、山崎を二ゴロに打ち取りしのいだ。上沢は5回97球を投げ、2安打無失点と好投。6回からは玉井大翔投手(29)に継投した。

打線は6回2死一、二塁からアルカンタラ内野手(31)が「追い込まれてましたが、しっかりボールとコンタクトすることだけを考えた」と右前適時打を放ち、リードを2点に広げた。7回からは上原健太投手(28)が3番手で登板し逃げ切りを図ったが、1死満塁とされて西川に右翼線への2点適時二塁打を献上。同点に追い付かれた。

同点の9回からは、この日23歳の誕生日を迎えた新人の北山亘基投手がマウンドに上がり、きっちり3人で抑えた。続く延長10回も続投。回またぎで先頭の西川に四球を出したが、後続を断ち、サヨナラ劇につなげて、2勝目が転がり込んだ。