中大は延長10回、タイブレークで青学大に勝利し、勝ち点を挙げた。

タイブレークの延長10回裏無死満塁。森下翔太外野手(4年=東海大相模)は2球、空振りの後、大きく深呼吸した。「力んでいたので、地に足をつけてもう1度打席に立ちました」。落ち着いて振り抜いた打球は左前に弾み、サヨナラ勝ち。「うまく当たって抜けてくれました」と勝利に沸くチームメートの輪の中で喜んだ。投げては5回から2番手で登板した西舘勇陽投手(3年=花巻東)が好投し初勝利。清水達也監督(57)は「この1勝はチームにとって大きい」とうなずいた。

▽青学大・安藤寧則監督(中大の2番手西舘に)「スピードもあり、変化球が低めのいいところに決まっていた。相手が上手だった。勝ちきりたかった」