<オリックス4-3西武>◇17日◇京セラドーム大阪

オリックス吉田正尚外野手(28)に、待望の今季1号が飛び出した。

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変化を恐れない。待望の今季1号を放ったオリックス吉田正には、独自の打撃理論がある。

「(打撃)フォームを固める、という話があります。ただ、それはガチガチになるのとは、また違う。僕は、楽に構えて。体のどこかを動かしながら、整えてます」

打席の吉田正を注視してみると、右足でタイミングを合わせたり、グリップ位置を上下左右に揺らしリズムを刻む。ときには左肩にバットを寝かす時間を長くしたり、腰をひねってみたり。オープンスタンスで構える打席も、しばしば見られる。

「投手の特徴を見抜いて、毎日の準備を。バッティングって本当に生き物ですから。(自分が)良いなと思っても(結果が)アカンときもある」

今季18試合目での一撃は、ファンが待ち望んだ同点2ラン。「(打撃の)軸はブラさず、微調整を」。対応力があるから、生き残れる。【オリックス担当=真柴健】