阪神が8回までに今季最多となる16安打、今季初の2桁得点となる11点を挙げ、2度目のカード勝ち越しへ前進した。

【ライブ詳細】阪神佐藤輝明先制2ラン、小幡竜平プロ初本塁打などで快勝>>

7-2の7回2死二塁。代打から出場で、2打席目の小幡竜平内野手(21)が右翼への1号2ラン。ヤクルト大下を捉えリードを7点に広げた。

「外野が前に来ていたので、なんとか抜けてくれと思い、思い切り振り抜きました。見ている人も驚いたと思うんですけど、僕も驚いています」と笑わせた。

プロ4年目、通算194打席目でのうれしいプロ初アーチ。今季9試合にスタメン出場している期待の大型内野手に、ベンチでは先輩たちからの祝福が止まらなかった。

8回には中野拓夢内野手(25)の犠飛、島田海吏外野手(26)のタイムリーで2点追加。攻撃の手を最後まで緩めなかった。

◆小幡竜平(おばた・りゅうへい)2000年(平12)9月21日生まれ、大分県出身。延岡学園3年春に甲子園出場。18年ドラフト2位で阪神入団(同期の1位は近本、3位が木浪)。20年8月22日ヤクルト戦で1軍戦初出場。昨季は1軍では43試合も、2軍戦では65試合に出場し2割8分7厘の好成績を収めていた。184センチ、75キロ。右投げ左打ち。