これぞ4番の一振りだった。西武山川が先制の6号3ランを放った。

1回1死二、三塁。4球目の外角高めの154キロ直球にバットの芯をうまくぶつけた。右方向へ放物線を描いた打球はテラス席まで届いた。「Hey manです。打てて良かったです。Hey man!トノ(外崎)のバントのおかげです。ナイスバントです。Hey man!」とノリノリ。源田、オグレディが連打し、外崎の犠打で巡ってきたチャンス。最高の形で得点に結び付けた。

初球、2球目と低めのフォークを空振り。0-2と追い込まれた。ただ、低めボール球のフォークを見極めた後の直球に体が反応。前日26日は完封負けを喫していたが、その嫌な流れも振り払った。右太もも裏の軽度肉離れで14試合を欠場していながら、貴重な1発。7回の第4打席には中堅越えのアーチを放ち、3月29日の日本ハム戦以来、今季2度目のマルチ本塁打とした。

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