DeNA上茶谷大河投手が6回99球、4安打8奪三振の無失点と好投したが、白星は付かなかった。

勝利投手の権利を持ってマウンドを降りたが、チームは7回に追いつかれ、延長10回サヨナラ負け。「要所要所で粘ることができましたが、球数が多くなり攻撃のリズムを作れなかったことは反省点です。良いコンディションで試合に臨むことができたので、次回も同様の状態で臨めるよう調整し、長いイニングを投げられるようにしたいです」と振り返った。

初回からカットボール、シュート、フォーク、カーブと多彩な変化球を駆使して的を絞らせなかった。最速146キロの直球も、うまく内外角へ散らした。5回は1死一塁としたが、素早いターンで一塁走者小園をけん制で刺した。6回は先頭の森下に二塁打を許すも、後続を2者連続空振り三振。その後、牧秀悟の失策で2死一、三塁としたが、続くマクブルームを145キロの直球で右飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。

打撃では5回2死二塁で、森下の151キロ直球を左前に詰まりながら運んだ。内角高めの直球を、打撃フォームをまねる巨人坂本のようにうまく打ち、先制の適時打。上茶谷の打点は、ルーキー時代の19年8月6日広島戦以来3年ぶり5点目。今季は11打数3安打で打率は2割7分3厘とした。

8奪三振以上は完封した20年9月23日阪神戦以来2年ぶり4度目。好投したが、後を受けた2番手エスコバーが同点に追い付かれ、勝ち投手の権利を失った。

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