広島は巨人に敗れ、同一カード3連敗をくらった。1分けをはさんで連敗は「4」に伸びたが、野手陣に好材料も見られた。

4月5日以来の1軍昇格を果たし、即適時打を放った野間峻祥外野手(29)と、24打席連続無安打のトンネルから抜け出した西川龍馬外野手(27)だ。

野間は4月6日に出場選手登録を抹消され、2軍が続いていたが、この日1軍昇格。即「7番中堅」で起用されると0-0の2回2死三塁では巨人先発菅野智之投手(32)から右翼フェンス直撃の先制適時二塁打を放った。

「(野手)キャプテンに指名されてチームにいられなかったのが申し訳ないし、ふがいない気持ちもあった。なんとかここからチームに少しでも貢献できるように頑張りたい」。ようやく再合流した野手主将が挽回を誓った。

西川は25打席ぶりに「Hランプ」をともした。6回2死で菅野の150キロ直球を左前打。9回にも左前打を放ち、ようやく暗いトンネルから抜け出した。

「とりあえず(連続無安打が)止まったのは良かった。でも明日打てるとは限らない。いいイメージを持って。とりえあえず明日勝てばいい。また明日から頑張ります」。連続無安打があったものの53安打は両リーグ最多。頼れる安打製造機がギアを上げていく。

 

▽広島九里(7回2失点も、7回に決勝打を許して2敗目)「何とか勝ち越し点を与えないようにと思っていたんですけど。ああいうところをしっかりと踏ん張れるようにならないと

 

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