今春リーグで躍進する京大が今度は今秋ドラフト候補の関学大・西隼人投手(4年=福岡大大濠)を攻略した。

150キロ超の剛速球を誇る右腕に対し、2回は大川琳久外野手(3年=済々黌)の適時打で先制。5回は今春好調の伊藤伶真内野手(4年=北野)と青木悠真捕手(3年=四日市)の適時打で2点追加した。チームは6回まで無失点のエース水江日々生投手(3年=洛星)が7回につかまって5点を失い、逆転負けしたが、今春、強豪の関大や立命大から勝ち点を挙げて最下位脱出を決めているナインの成長ぶりを示した。

近田怜王監督(32)は「(関学大の)西君は疲れているだろうなと思っていて、水江にも疲れがあった。攻撃の方は打っている。新しい歴史を作り上げようというところで、みんな、やる気になっている。今日は逆転負けしたが塗り替えられるチャンスはある」と先を見据えた。