観客2万2000人が集まった伝統の早慶戦で、早大は今秋ドラフト候補・蛭間拓哉外野手(4年=浦和学院)が今春1号となる先頭打者弾を放ったが、逆転負けを喫した。蛭間は初の1番起用となった1回、慶大・増居の6球目を右翼席に運んだ。「なかなか打てなくて迷惑ばかりかけていた。なんとか出るの気持ちで行ったのが良かった」。初の先頭打者本塁打は通算11号。2打席目も二塁打したが、あとは3三振。「まだまだ実力がない。夏練習して秋は打線で勝てるようにしたい」と力を込めた。

▽早大・小宮山悟監督(8四球を得ながら生かせず逆転負け)「3、4回に先頭が四球で出たが、進めることもできなかった。そこが敗因だった。彼らに求めるのはバントじゃない。それができるようにならないと」