藤浪VS森。12年に春夏連覇を達成した「大阪桐蔭」の先輩後輩バッテリー。その対決は、西武森友哉捕手(26)が勝利した。

5点を追う8回2死。マウンドには阪神藤浪がいた。「5番キャッチャー森」。そのコールをされると、甲子園のファンから拍手と歓声が起こった。9年前の甲子園では同じ「TOIN」のユニホームをまとい、この地を熱くした。その2人がプロの世界で対決となった。

森は歓声と拍手に「絶対ストレートだ」と感じ取って打席に入った。その初球。もちろん藤浪も真っ向勝負だった。低め159キロ直球。1学年下の森はフルスイングした。打球は右翼線への二塁打となった。

森は「1発で仕留めるつもりで打席に入りました。勝っている場面だったら、(もっと)うれしいヒットだったと思います。やはり大阪に帰った時に高校時代にバッテリーを組んだ藤浪さんと対戦できるのは楽しみでしたし、その中でヒットが打てたのはうれしいです」と語った。

ただ、試合は1-6で敗れた。「あの対戦が全てではないですし、試合には負けたので悔しいです」と話した。

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