6月の第3日曜日は「父の日」。ときに厳しく、そして優しく育ててくれた父との思い出、感謝をプロ野球選手たちが語った。

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ソフトバンク津森宥紀投手(24)は、父の正喜さん(48)とうり二つだ。「しょっちゅう、見た人には似てると言われます。小さい頃から、小学校の頃から言われてました」と照れくさそうに笑う。

大の野球好きの正喜さんの影響を強く受けて、津森は小3から野球を始めた。「今もそうですけど、父が草野球をやっていて、それについて行ったりしていた。父も野球やってほしそうな感じだったので」。サッカーも好きだったが、正喜さんがコーチを務める少年野球チームに入った。

中学校までは毎日、チームの練習を終えて帰宅してからも一緒に練習した。「指導は厳しくされましたね。家で毎日練習をやるというのを決めていて、サボったらしっかり怒られた。良かったら良かったでほめてくれたり、だめなときはとことん怒ってくれた」と振り返る。

津森は正喜さんに向けて「一番厳しく指導してもらって、時には優しく接してくれて、そのおかげで今の自分があると思う。感謝しています」。鬼コーチから、今では最強の応援者となった父への感謝を胸に腕を振っている。【山本大地】

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