巨人が「伝統の一戦」で今季ワーストの13点差での大敗を喫し、一夜にして貯金0に戻った。投手陣は今季ワーストタイの被安打19を浴び、守りでも4失策。打っては4安打無得点で、今季7度目の完封負けとなった。

先発のメルセデスが粘りきれなかった。1回に5安打3失点を献上すると、2回にも中田の失策などがからんで3失点。1回1/3を7安打6失点(自責3)で来日6年目にして自己最短でKO。打順の兼ね合いもあり、中田とともにベンチへ退き、「先発としてゲームが作れず、早くマウンド降りてしまい申し訳ないです」と反省した。

2番手戸根は3回2/3を1失点と粘ったが、3番手高木、4番手赤星もそれぞれ1失点。鍬原も2/3回を4失点と荒れ、6番手の今村も含め、9連戦の2戦目でリリーフ5投手を費やした。

守備面でも、安定感を欠いた。負傷離脱中の坂本に代わって遊撃手として先発した2年目の中山が7回2死一、三塁でゴロをファンブルし、送球もそれるダブルエラー。途中出場のウォーカーも9回2死二塁でファウルフライを落球した。2回の中田の適時失策も含めて4失策。5月3日広島戦(マツダスタジアム)以来の1試合4失策で、西武を抜き、リーグワーストの57失策となった。

打線は阪神西勇の前に沈黙。8回4安打無失点に抑えられると、9回はケラーに封じられ、今季7度目の完封負けを喫した。

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