<ソフトバンク2-3オリックス>◇14日◇ペイペイドーム

オリックス紅林弘太郎内野手(20)が決勝弾を放った。同点に追いつかれた直後の8回先頭。内角145キロ直球を捉え、4号ソロを左翼席中段に運んだ。

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ド天然エピソード満載の紅林は、実は「しっかり者」だ。

お気に入りの写真にはせる思いにそれがにじむ。あるとき、いつものニンマリする顔で言った。「すごい良い写真、ありがとうございます。カメラマンさんも…やっぱりプロですよね」。その写真とは4月21日ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)で劇的サヨナラ打を放ち、ナインに囲まれるシーンだ。「こういう試合を増やしたい。僕(打)率が高くないので…。勝負強くというか、こういう展開で打てるように頑張ります!」。一塁側ベンチ前で中嶋監督から愛のキックも受けた、伝説の試合-。「みんな笑って写っている。すごく良い写真です。めっちゃうれしいです!」。一瞬をピシッと仕留めたプロの1枚。白球を一発で仕留める紅林のバットなら、そんな歓喜の瞬間が増えると確信した。【オリックス担当=真柴健】

 

【オリックス】紅林弘太郎V弾「全然生えてこない…」眉毛半分なくなるもへこまない強心臓