NPBでは、20日も各球団で新型コロナ感染拡大が続いた。巨人はヤクルト戦の試合後、中田翔内野手(33)、岡本和真内野手(26)ら選手20人、コーチ7人、スタッフ11人の大量38人が陽性判定を受けたことを発表。この日午前にも、大勢投手(23)ら2選手の陽性が発表されていた。

堂林翔太内野手(30)らの陽性が発表された広島では、2軍からの出場登録選手はおらず、阪神戦(マツダスタジアム)は最大26人枠のベンチ入りを1つ余らせる事態に。日本ハムでは、新庄剛志監督(50)の代行として19日オリックス戦の指揮を執った山田勝彦バッテリーコーチ(53)の感染が発表され、木田優夫2軍監督(54)がこの日の同戦の監督代行を務めた。7月に入り10球団56人の1軍選手が、「特例2022」で登録抹消となっている。

<各球団の感染状況>

◆日本ハム 山田勝彦監督代行(53)、池田隆英投手(27)、上川畑大悟内野手(25)、アリスメンディ・アルカンタラ内野手(30)、スタッフ1人の陽性を発表。アルカンタラとスタッフは発熱の症状があり、残り3人は無症状。この日のオリックス15回戦(京セラドーム大阪)から、2軍の木田優夫監督(53)と山中潔バッテリーコーチ(60)が1軍に合流。

◆阪神 育成の伊藤稜投手(22)が新型コロナ陽性判定を受けたと発表。前日19日の午前にPCR検査を受け、夜に陽性と判定された。現時点で発熱の症状があり、自主隔離している。

◆DeNA チーム外での新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者と認定され、チームを離脱していた柳田殖生ファーム守備走塁コーチ(40)が、チームに合流をした。

◆ロッテ 小野晋吾1軍投手コーチ(47)が新型コロナ陽性判定を受けたと発表。19日に発熱で受診し、PCR検査を行った結果判明。隔離療養を行っている。

◆広島 堂林翔太内野手(30)とライアン・マクブルーム内野手(30)、2軍スタッフ1人が新型コロナ陽性判定を受けたと発表した。

◆ヤクルト 新型コロナウイルス陽性となってチームを離れていた青木宣親外野手(40)塩見泰隆外野手(29)が1軍に合流し、試合前練習に参加した。

◆楽天 2軍で2人が新型コロナウイルス陽性判定を受けたと発表した。

◆ソフトバンク 上林誠知外野手(26)と育成の中道佑哉投手(23)が新型コロナの陽性判定を受けたと発表。上林は無症状、中道は発熱などの症状がある。ともに自主隔離とする。

◆西武 中山誠吾内野手(23)、中田祥多2軍バッテリーコーチ(32)が新型コロナウイルスに感染したと発表。7月に入って、選手、コーチ、スタッフ計22人が感染。