腰痛(仙腸関節炎)で離脱中の巨人坂本勇人内野手(33)が6日、1カ月ぶりに実戦復帰した。川崎市内のジャイアンツ球場で行われたイースタン・リーグのヤクルト戦に「1番・指名打者」としてスタメン出場。1回先頭の第1打席は右飛で、3回1死の第2打席は三ゴロと、2打数無安打だった。

1カ月ぶりの実戦復帰について「打つ方は全然大丈夫。DHという形でしたが、試合に出られて良かった」と語った。今後の1軍復帰に向けては守備での実戦復帰が鍵となる。「守備につけないとダメだと思う。守備で確認しなければいけないことがたくさんある。しっかり確認してから実戦の守備につけるようにやっていきたい」と話した。

坂本は7月6日ヤクルト戦(東京ドーム)で途中交代し、翌7日に出場選手登録を抹消されていた。主将の離脱後、チームも5位を経験するなど苦しんだ。大量にコロナ陽性者が出る危機もあった。

左内腹斜筋損傷で開幕2戦、右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷で5月1日から約1カ月、そして今回とケガで3度離脱している。シーズン終盤の追い上げに向け、主将の早期復帰が期待される。

打席詳細は以下の通り

【第1打席=1回先頭】投手・山下

<1>142キロ内角直球 見逃しストライク

<2>144キロ外角直球 見逃しストライク

<3>135キロ外角フォーク ボール

<4>145キロ内角直球 ボール

<5>132キロ内角スライダー 右飛

【第2打席=3回1死】投手・鈴木

<1>147キロ真ん中直球 見逃しストライク

<2>144キロ真ん中直球 三ゴロ

◆スタメンは以下の通り

1(指)坂本

2(中)松原

3(右)八百板

4(一)中島

5(三)菊田

6(二)勝俣

7(左)秋広

8(捕)山瀬

9(遊)岡本大

(投)赤星