巨人が先発・戸郷翔征投手(22)の粘投も実らず、7月15日からの広島3連戦(東京ドーム)以来、1カ月ぶりの同一カード3連敗を喫した。

4回2死満塁からは自らの適時打で先制点をもぎ取った戸郷だったが、直後の4回先頭、佐野に同点ソロを浴びた。5回にはポランコの2点適時打で勝ち越すも、守備の乱れも重なって試合を振り出しに戻された。

6回無死一塁、三塁後方の飛球に遊撃手坂本と左翼手ポランコが“お見合い”。左翼線上にポトリと落ちる左前打で無死一、二塁とピンチが広がった。そこから牧の適時二塁打、ソトへの押し出し四球で同点とされた。

それでも戸郷は後続を断ち切ると、7回も3者凡退で終え、8回も続投。しかし、先頭の佐野にスライダーを捉えられ、勝ち越しソロを打たれて降板。94球の粘投もむなしく、7回0/3を8安打4失点5奪三振で11勝目はお預けとなった。「点を取ってもらいながらも粘りきれませんでした。しっかり修正して次に挑みたい」と前を向いたが、チームにとっても自身にとっても手痛い敗戦となった。

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