巨人が今季9度目の完封負けで4連敗を喫した。

無失点と好投していた先発山崎伊が7回途中にアクシデントで緊急降板。直後は1失点でしのいだが、8回に決定的な3点を失った。打線もなすすべなく3安打無得点。原監督は「競り合いには持ち込んでいるんだけどね。競り合いになかなか強くなっていかないといけませんね」と振り返った。

終盤に致命傷を負う試合が続く。今季のイニング別で最多の63失点を喫する8回に、3試合連続で失点を重ねた。17日のDeNA戦はダメ押しの2失点、18日の同戦は同点から決勝ソロ。この日はクロールが先頭の投手西勇にカウント1-1から投じた真ん中高めの直球を中前にはじき返されてリズムを狂わせ、3失点で勝負あり。原監督は「(7回の)1点はともかくとしても次、先頭の投手に簡単に打たれる。大いに(捕手)大城は考えないといけないね。不用意に投げたわけではないだろうけど、やっぱりああいうのは大きいね」と苦言を呈した。

打線も西勇に手も足も出ず、これで今季2戦2敗、17回無得点。投打がかみ合わずに同率4位だった阪神に競り落とされ、わずか1週間で再び5位に順位を下げた。【浜本卓也】

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