6回裏降雨コールドゲームで、自力CSが消滅した。
広島が、阪神21回戦(甲子園)で3連敗を喫した。先発野村が5回3失点。降雨の中の6回は、守備の乱れもあり、中継ぎ陣が5点を失った。2試合連続1点差負けから、この日は投打ともに完敗。3位阪神とのゲーム差は4・5に広がり、自力でのCS進出の可能性がなくなった。
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広島ファンの涙雨のような大きな雨粒が、試合の幕を引いた。0-3の6回。広島は守備の乱れから1点を失うと、1死満塁から2番手島内が佐藤輝に三塁打を浴びた。この回から降り出した雨が強くなり、40分の中断。再開しても阪神の勢いを止められない。代わった塹江が大山に適時打を浴びて、0-8。逆転のわずかな可能性も、直後の大雨によってなくなった。
1・5ゲーム差で乗り込んだ甲子園で、3位阪神に3連敗を喫した。ゲーム差は4・5に広がり、自力CS進出の可能性がなくなった。佐々岡監督は試合後「1つずつ、毎日ね。1戦1戦やるだけです」と言葉を絞り出した。3位阪神との3連戦こそ一戦必勝が求められただけに、あまりにも痛い3連敗となった。
先発野村は、5回まで毎回走者を背負った。2回1死二、三塁は無失点で切り抜けるも、3回は2死一、二塁から大山に左前適時打で先制点を献上。5回は1死から近本に右翼席へソロを浴びると、2死一塁からロハスに左中間を破られた。佐々岡監督は「粘りという言い方がいいのかどうか、なかなか難しい」と、5回3失点の投球内容に首をひねった。
前半戦を勝率5割で折り返すも、後半戦は29試合で10勝19敗と大きく負け越している。先発陣に離脱と不振が目立ち、踏ん張れない。先発が6回以上投げた試合は、勝利数を下回る9試合しかない。主力の離脱で巡ってきた登板機会で若手がアピールできず、この日はチーム最年長投手も踏ん張れなかった。
CS争いから脱落しないためにも、先発陣の再整備は急務だ。2日DeNA戦は大瀬良が中20日で先発する。再び自力でのCS進出を可能にはできる。シーズンは残り20試合を切った。一戦必勝が求められる最終盤こそ、佐々岡広島の集大成を示さなければならない。【前原淳】
○…発熱から先発復帰した秋山が、3打席目に安打を放った。「3番中堅」で8月21日以来のスタメン。6回に先頭で才木から中前打を放った。前日は代打で途中出場したが、3打席凡退。「うずうずしていたし、外れてしまったのが申し訳ないなという気持ちもあった。(実戦に)慣らしていくとかは必要ない。結果が出るか出ないか。順位がかかっている」。ラストスパートに闘志を燃やす。
○…打線が阪神先発才木に散発3安打に抑えられ、無得点に終わった。マクブルームをデビュー戦以来の6番に起用。西川を今季4試合目となる4番に置いたが、実らず。朝山打撃コーチは「今日は振れている人を前の方に置いた。フォークがみんな真っすぐに見える感じで三振が増えた。フォークボールの見極めができなかった」。今季初対戦の才木に6回で9三振を奪われるなど、攻めあぐねた。



