巨人は3試合連続の延長戦で2戦連続で引き分けた。2点を追う9回に猛攻を仕掛けて同点に追いつくも、クライマックスシリーズ(CS)への自力進出の可能性が消滅した。勝ち頭の先発戸郷翔征投手(22)は8回9安打8奪三振の2失点と好投。以下、桑田真澄投手チーフコーチ(54)の試合後の一問一答。

-戸郷は粘った

彼は2桁勝ったという自信から、先発としての力配分ができるようになってきた。初回は球が走らなくても6、7回とギアを上げられるようになってきた。頼もしい。8回は近本くんに打たれたけれど、あそこはもうしょうがないなと。失投を逃さなかった近本くんを褒めたい。

-勝ちをつけたい投球だった

そうですね。今年11勝しているけど8回、9回を投げて勝てないという試合も何試合かある。本当に申し訳ないと思う。でもこれはエースになる宿命というか、こういうのを乗り越えてエースになる。また今日の投球も勝敗はつかなかったが、これを糧にエースに成長していってもらいたい。

-救援陣は延長続きの中で踏ん張った

リリーフ陣も平内と大勢と若いけど、ここに来てすごく成長が見える、高梨はベテランの域に達していますんでね。最後はデラロサも何とか抑えてくれた。非常に粘り強く投げてくれた。

-戸郷の来週の登板は

中6日で行かせたいと思っている。全て明日の試合後に決めます。