日本ハムは、苦手にしていたオリックス山岡泰輔投手(26)を攻略して2連勝。

この日から、2004年~2010年のユニホームを着てプレーする「FIGHTERS CLASSIC」が始まった。

試合後の新庄剛志監督(50)の主な一問一答は、以下の通り。

  ◇  ◇  ◇

新庄監督 このユニホーム、めちゃくちゃ着心地が良かった。球場の景色を見ていても、ファイターズの2004年の景色が浮かんできた。これね、生地が伸びないんですよね。上沢君、投げづらかったんじゃないかな。今シーズン(のユニホーム)は、伸びる生地だったから。そっちの心配の方が大きかった。

-大型ビジョンの映像や音響も再現

それは気が付かなかった。みんな似合ってましたよ。まず、ヒルマン監督にある場所に呼ばれて「君と一緒にプレーがしたい」って言われたんです。で、ユニホーム見せてもらって。「あ、格好いいな」って。「なら1番ください」って言ったんです。「だったら、行きます」と。冗談っぽくも本気っぽく、話し合いしたのを思い出しました。

-好ゲームになった

そうね。清宮君も満塁でね。もう何点か欲しいっていう時に。今日の練習の時に「野球っていうスポーツは芯に当てる確率を上げるスポーツだから」って伝えて。「指1本分(バットを)短く持って、練習でやってみて」って伝えて。そしたら、試合でもやっていた。小指を(グリップに)掛けていたらコンパクトに振れず、もしかしたらライトフライだったかもしれない。詰まってね。本人が、どう捉えるか。今川君も最近、短く持って。彼はホームラン打ったんですよ。「短く持っても飛距離は変わらないな。確率上がるし」って思ってもらえたら。これからも、短く持って欲しいっていう選手には、言っていく。まあ、結果が出てない選手は、何か変えないと変わらないと思うし。ただ、バットをちょっと短く持つだけで、今日はヒットが出たら、ああ正しいんだって、少しでもアドバイスで、ちょっとしたヒントが出せたらといいなと思います。

-清宮も「“新ビッグボス打法”です」と

あら、そう! それをすぐにできるのが、すごいなと思うし。明日から、めちゃくちゃ長く持っていたら、びっくりしますけど(笑い)(指)2本ぐらいあけて。それで打ったら大したもんだけど。よくいるんですよ。短く持って打てたから安心して、さらに良くしようっていう選手。まあ、短く持ったことが正解って訳でもない。小指を掛けて、本塁打を13本を打ってきているので。その良いイメージは消えない。まずは短く持って打ちだしたら感覚がつかめるので、いつも通り打っていた小指を掛けて打つ打ち方に戻してくれたらいい、というアドバイスです。確率的に、いいと思うし。

-松本が復帰

打つポイントが、いいんでしょうね。とにかくタイミングを早く取ってから最短に(バットを出す)。(ポイントが)近く見えるでしょ、松本君のポイントって。実は遠いんですよ。見た目はそんなにいい振りじゃないようなイメージですけど、ヘッドが走っているから、あれだけ飛ぶ。

-上沢も好投

欲を言うならば、もう少しテンポは良くていいかな~って。もっともっと楽に抑えられるピッチャーだと思いますね、テンポが良かったら。(そうすれば)もっともっと、打線もつながるかなと思いましたけど。

-ユニホームが小さく感じる

オレのは小っちゃい。オレね、最近太ってみようかなと思って。めちゃ食って、寝て、太って。最近ダラダラしているから、太ってみて、ダイエットのつらさというのを経験してみたくて。本屋に行ったら、太りたい本ってないんですよ…。痩せたい本しかなくて。オレは太りたいなと思って、最近ちょっと太ってきて、1回、ガン太りしてみようかな。自分に甘えているから、今。

-山岡を苦手にしてきた

今日、何か初回から「アレ、いつもの山岡君と違うかな」って。「弟かな」って。双子?みたいな感じがしました。こっちが思うということは、中嶋監督も。そりゃあ、そういう時もあるし。(山岡は)ああいう風になりましたけど、結果論なので。まあ~、でも、ウチはマジでキーポイントでしょ。パ・リーグの(笑い)こうやって、楽な気持ちで試合をすれば勝てる。シーズン中もこの気持ちでやってくれたら勝つんですよ。それが難しいポイントでしょうけど。だから焦る。焦らないのが一番結果が出せる。面白いですよね。タイガースの時から、よく思っていた。夏場くらいから、オレたちは最下位決まっていたから。でも次の日、上位のチームに勝つんですよ! 「こういう気持ちでやったら、勝つんじゃね!?」と思っても、勝てなかったですね。面白いもんですね、これ。

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