-最後まで緊迫した展開

新庄監督 井口君ね。自分で(ピンチを)作って抑える。(井口のマネをして)こうやって出迎えて。鶴投法(笑い)。良かったでしょ?打つ方も。良かったでしょ?清宮君。

-8回の左越え二塁打はスタンドに入ると思った

新庄監督 いや、入るとは思わなかった。コンパクトにね。今日はメンディ(アルカンタラ)と石井君に(バットを)短く持っていってみようと。昔の良いバッターって、そうだったじゃないですか。映像でしか見たことないけど。王さん、野村さん、長嶋さん…。(指)3本ぐらい空いていたんじゃない?その分、バットが長かったかな(笑い)

-3回、松本剛のスリーバントは

新庄監督 足の状態もそんな良くないし、打席を稼げるし、送って打点もつくし。そうしたら、慌てず走らなくてもいい。今日はイメージ的に、走者がいたら全部バントのイメージで。その次、送ってくれと。2ストライクと追い込まれてもバント。失敗しているからね。決めたいという気持ちもあるし。2ストライクと追い込まれても、きっちり。器用なバッターなので、何とかコンって(バットに当てて)もう1点入れて、ピッチャーを楽にしてあげたかった。(7回1死三塁、スリーバントスクイズ失敗となった場面は)まあ、ボールが難しかったですよね。ああいうケースが来年、結構あると思うので。どの打順でも追加点を。2ストライクでも。初めてじゃない?2ストライクでスクイズ失敗するの。2ストライク後のスクイズは決まっているイメージがある。失敗したら僕のせい、成功したら選手のおかげ。真っすぐが来ると思ったんだけどね。インコースに。まあ、難しかったですね。

-今後も走者がいる場面はバント中心になる

新庄監督 そうだね。(オリックス)吉田君を抑えて、松本君が打席を稼ぐみたいなね。足の状態が上がってきたら、別ですけど。足の状態も考えながら、7、8試合は。このチャンスは逃させたくないなと思う。

-4番の意図は

新庄監督 近藤君が出るでしょ?四球が多いので。その後に並べたいなと。清宮君の後ろでもいいかなと。意外と四球が多いので。今だったら上川畑君の後ろ、いや谷内君の後ろがいいね。(谷内は)打つね!1週間くらい前に、あそこ(右前)に土地買ったんじゃない?走者がいたら、どうなのかな?走者がいたら、ポーンって打ち上げるのかなって。すごい興味はありますけどね。うまいこと打ってますよね~。

-谷内がうまく打てている要因

新庄監督 いや、集中力あるんじゃないですかね~。それか、シーズンで疲れてないか(笑い)。バットの角度がいい。走者一塁にいたら、もっとヒットゾーンが広くなるし、あの打ち方をマスター出来たら、来年は4番もあるんじゃないですか。毎回、あそこ(右前)に打ってね。びっくりしますよ。

-8回の万波の守備。吉田正の打球を捕るマネをして生還を許さなかった。クッション処理もうまかった

新庄監督 打球は完璧、ゴルフボールみたいに打ったから、走者はめちゃくちゃ難しい。ヘッドコーチと話をして「あれ、うちがランナーだったら、どうなる?」って。「いや、あれはハーフウエーであの距離なので(打球を)見て(三塁に)戻ってタッチアップですよ」って言っていたけど「いや~、あの打球は無理でしょ」って。めちゃくちゃ難しいですね。ま、あれ(オリックス側のプレー)が正解かな。あの低さであそこまで飛ぶっていう風に走者は思わないと思うし、吉田君が一番「なんで!?」ってなるでしょうね。

-中嶋監督も怖い顔をしていた

新庄監督 いや~、中嶋さん。ランナーで出てみてよ!って。あれは難しいですよ。

-あれは万波の手(作戦)ではない

新庄監督 手じゃない、手じゃない。あのライナーは正面だと思いますよね。それくらいの低さ、速さ。万波君が手を引いたのは…聞かないと分からないけど…(笑い)。あの打球は、ちょっと難しいですよね~。

-クッション処理はうまかった

新庄監督 あのクッション処理はしやすいですよ。ああいう速い打球はね。リズム良く投げられる。

-日本ハムが勝つと優勝争いが面白くなる

新庄監督 そうね。盛り上がるポイントにはなりますね。入れ替わりが激しくなって、下に落ちたところに勝てばいいですね。まあまあ、そんなことはないですけど。選手は一生懸命、ポジションを奪いたいっていう気持ちでしかやっていないので。

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