首位ヤクルトが乱打戦を制した。2回に村上が広島大瀬良からバックスクリーンへ53号ソロを放って先制。その後は一時逆転を許したが、3点を追う4回にオスナの適時二塁打で1点をかえし、5回には塩見の14号2ランで同点。6回には長岡の8号2ランと塩見の適時二塁打で3点を勝ち越し、4年目の久保がプロ初勝利を挙げた。

2位DeNAも勝利したため優勝マジックの再々点灯は10日以降にお預け。試合後の高津臣吾監督(53)の主な一問一答は以下の通り。

-早い段階で追いつき、追い越した

高津監督 非常に粘りのある攻撃だったと思います。ホームランはすごく目立ちますし、効果的な1本になるのは間違いないですけど、その前に四球で出たり、ゲッツーが残ったり。そういうところのつなぎは非常に大きかったと思う。いつも、つなぎと粘りと言っていますが、よく出来たゲームだと思います。

-2回に村上が先制53号ソロ

高津監督 甘い球だったんでしょうけど、それをホームランにできるのが今のムネだと思う。それをヒットにするのではなく、ああやって一振りで1点取れるのは心強いですね。

-村上は大瀬良に対して今季は無安打だった

高津監督 そこがどうだかは分からないですけど、彼、意外と勉強家で。よく研究はしてます。

-これで村上のシーズン本塁打数は63年野村(南海)、85年落合(ロッテ)の52本を超えた

高津監督 おお、そうか。まあ、まだシーズン途中なので。コメントは終わってからにします。

-塩見が復調気配の3安打3打点

高津監督 先日の甲子園で決して当たりがよくなかったヒットから、今日は本当に長打も打てるし、思い切ったスイングもできている。非常にいい傾向。(山田)哲人もそう。ムネの前にしっかりバットが振れるバッターがいるのは、得点になる確率も高い。塩見が上向きになっているのは、チームにとっていいこと。

哲人も四球を選ぶし、ランナーたまってムネが理想の形。その後の5番、6番に。言い出したら切りがないですけど、出来つつあるのかなと思います。

-途中出場の山崎が8回に好守

高津監督 あのワンプレーは大きいね。1点を取る、1つのアウトを取る難しさ。ホームランの話をしてきたけど、忘れちゃいけない。

-久保がプロ初勝利

高津監督 あいつ、何年目? 4年目。あんまり言葉悪いけど、パッとしなかった。開き直って、コースとかより、しっかり投げられるようになってきたよね。これが成長だし、メンタルの部分でもあると思う。こうやってチームの勝利に貢献出来る存在まで来たのだから、引き続き頑張って欲しいと思います。

-ウイニングボールを渡した時は、どういう言葉を?

高津監督 何試合目や? 100個目か? と言ったら、本人、よく分かってなかった。きっかけにしてほしいと思います。

-長岡が決勝弾

高津監督 一番頑張ってるんじゃないかな、音を上げないで、毎日スタメンで出て、最後までできる。(9月26日で)21歳にしては体力あるなと思って見てます。数字は気にしてないけど、いつか、どっか痛いというのかと思って見てたけど、ここまでよく頑張ってる。

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