中日立浪和義監督(53)が18日、19年以来3年ぶりに沖縄秋季キャンプを復活させることを明かした。18日からの広島2連戦(マツダスタジアム)が台風14号の影響で中止。この日の練習を取りやめ。取材に応じた立浪監督は「これから頑張らないといけない選手は沖縄でやりたい。投手も野手も少数精鋭で行く予定」とプランを語った。

CS進出の可能性を残すが、チームは最下位。すでにV逸も決まり、今季の負け越しも17日に決まった。指揮官は残り11試合とともに来季もにらんだ。「徹底してトレーニングしないといけない人もいるし、ウチのチームは体が小さい選手が多い。個々1人1人どうやったら来年のためになるのか考えてやりたい」。開催時期はみやざきフェニックス・リーグ終了後の11月。沖縄北谷町で行われ、今季ブレークした野手では岡林、土田ら、投手では高橋宏、上田らが選出される見込みだ。

監督就任直後の昨秋は、ナゴヤ球場で投手、野手を午前午後の2部に分けるなど効率重視を図った。「なかなか成果が上がっていない。秋(のナゴヤ球場は)は後半寒くなることもあるし、気候の問題もある」。温暖で本州より日の長い南国で将来を担う若竜の若手を鍛える。

秋季キャンプでの技術、体力強化について「(ハードに)やっていかないといけない」と指揮官はきっぱり。敵地遠征中に選手に与えた全休指示は、地獄の秋に向けてのささやかな休息だったのかもしれない。【伊東大介】

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