明大が早大に大勝して2連勝とし、勝ち点を2に伸ばした。開幕から5戦負けなしで、春秋連覇へ好位置につける。25日は、ドラフト2位で今季からヤクルトに加入した丸山がリーグ優勝を決めるサヨナラ適時打を放った。テレビ観戦していた田中武宏監督(61)は「ベンチも(ヤクルトと)同じ一塁側で、今日は丸山が残してくれたいい気で勝てました」と喜んだ。

今春の首位打者、宗山塁内野手(2年=広陵)が2本塁打を含む5打数5安打7打点をマークした。初回の第1打席に先制犠飛を放つと、5回に3ラン、9回にも大学通算6号となる3ランを打った。

1試合5安打は、自身初の大活躍。「狙ってできる数字ではないので、継続していることを忘れずにやってきているからだと思う。自分の前の打者が打ちやすいようにランナーがいる状況にして、つないでくれている」と話した。

春から継続して10試合連続安打をマーク。通算でも54安打とし、通算最多安打記録の明大・高山俊(現阪神)の131安打更新の現実味も帯びてきた。「これからも、さらに1球の大切さを感じながらやりたい」と話した。

3番手で登板した高山陽成(ようせい)投手(4年=作新学院)が、ラストシーズンで初勝利。「中学生以来です」という三塁打も放った。「初勝利できて、うれしいです」と笑顔だった。