今秋ドラフト1位候補の東芝・吉村貢司郎投手(24=国学院大)が、三菱重工EastとのJABA神奈川企業大会に先発。最速153キロ右腕は7回途中8安打5失点(自責4)の投球に「真っすぐがあまり良くなかった。課題が残りました」と振り返った。試合は4-5で敗れた。

7月の都市対抗敗戦後に1カ月のノースロー期間を設けたこともあり、「試しながらやっている最中です」とベストではない状態だ。それでもこの日は最速151キロを計測。7回無死二塁では元巨人山下航汰内野手(21)を遊飛に打ち取るなど、収穫もあった。

中日など5球団スカウトが視察。「(ドラフトを)意識はしています。それでも一番は日本選手権。やることは変わらないですし、自分を見失わずにいきたい」。ドラフト指名、10月30日開幕の日本選手権制覇へ、まずは復調を目指す。

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