オリックスが史上初となるリーグ最終日の逆転Vで、2年連続14度目の優勝を果たした。

19年からの順位は6位→6位→優勝→優勝。最下位から連覇は76、77年巨人、21、22年ヤクルトに次いで3度目となり、2年連続最下位から連覇は21、22年ヤクルトに次いで2度目だ。中嶋監督は2年目で、監督1年目から2年連続Vは36年秋、37年春の藤本監督(巨人)86、87年森監督(西武)に次いで3人目。前年最下位チームを引き継いだ新人監督が、2年連続優勝へ導いたのはプロ野球史上初めてになる。

今季は5月11日時点で首位楽天から11・5ゲーム差の4位。2桁ゲーム差逆転Vは史上8度目で、11・5差は96年巨人、16年日本ハムと並び3番目の大差逆転劇となった。5月12日からのオリックスは60勝43敗2分けの勝率5割8分3厘。楽天の失速やソフトバンクと西武の伸び悩みもあって、5割台の勝率で2桁ゲーム差をひっくり返した。結果、パ・リーグ(2期制時は除く)では、98年西武の5割3分4厘に次いで2番目に低い勝率5割3分9厘で優勝できた。