<東都大学野球:中大3-1青学大>◇第4週第1日◇5日◇神宮

ドラフト上位候補の中大・森下翔太外野手(4年=東海大相模)が自慢のバットで魅了した。

1点先制して迎えた5回、1死二塁から左越え適時打を放ち、貴重な追加点を奪った。

主砲として、打点へのこだわりを貫いた。主砲らしく、好機の一打で勝利に導いた。「ワンチャンスを逃したら流れが相手に行く。流れを変える長打力が自分の持ち味。打席に入る前から積極的に振ってこうと考えました」。今季は初球から積極的に振りにいき、勝負強さを発揮している。

大学では1年春から試合に出場。リーグ戦で「牧に回せ」と2学年上のDeNA牧を中心に打線が一丸となる姿に影響を受けた。「こういう選手になりたいと素直に思いました」。打点にこだわり、逆方向への長打力を磨いた。大学日本代表ではメンタルの強さも身につけた。「自分たちの勝ちが増えていいモチベーションの中で戦える。次も勝ちたい」。頼れる主砲が次戦の勝利を誓った。

▽西武渡辺GM 勝負強さがある。広角にも、長いのも打てる。良い体つきもしていて雰囲気があるので、外野手がほしいチームは上の方で考えているのでは。

▽日本ハム大渕GM補佐兼スカウト部長 積極性が良い。ヘッドの使い方が上手くなったし、スイングも安定している。下級生の時から試合に出ていて経験値もある。