ロッテ吉井理人新監督(57)の初仕事はキャプテン指名だった。

この日、フェニックスリーグ阪神戦の試合前に、選手たちの円陣に参加。何かを伝えたかのように見えた。「フェニックスリーグのキャプテンを大河に指名しただけです」と吉井新監督。今季イースタン・リーグで首位打者を獲得した平沢大河内野手(24)を今リーグの主将に据えた。

理由としては「まず本当に1軍で活躍してほしい選手なんで、自覚もってみんなを引っ張るところを見せてほしいと。2軍の成績もよかったんで、いま一番やる気になってると思ってるんで。そういう意味で」と説明。「キャプテンマークのアップリケ付けとけ」と添えた。

新指揮官の言葉通り、この日、試合前に真っ先にベンチ前に現れて熱心に素振りを繰り返していたのは平沢だった。円陣でも「1軍監督見てるんで。来年もう始まってると思うんで。アピールしていきましょう!」と声出しで景気づけ。戦いが始まった。【金子真仁】

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