西武の来季監督に就任する松井稼頭央ヘッドコーチ(46)が、実りの秋に目を向けた。10日、CSファーストステージでソフトバンクに敗れた福岡から帰京。17日から始まる秋季練習は、新体制のスタートでもある。正式発表前のため来季のポストについては触れなかったが「1回休んで、いいリフレッシュをして、練習ができるように。(今季の課題は)これから整理しないといけない」と話した。

6年間指揮を執った辻監督からバトンを受け継ぐ。すでに球団からの就任要請を受諾。奥村球団社長は「首脳陣の若返りを1つの目的としている。CSで先に進めなかったのは新たな課題。今シーズンの分析をしっかりして、秋、春と課題を持った練習、そういったものに期待をしております」と次の指揮官への期待を込める。契約は複数年となることも判明。「若返り」を図り、長期政権も見据え、覇権奪回のかじ取りを託す。

松井体制の組閣も進んでいる。ヘッドコーチにはPL学園の後輩でもある平石打撃コーチが昇格するが、その空いた打撃コーチには嶋重宣2軍野手コーチの就任が有力。また佐藤友亮外野守備・走塁コーチが退任し、そのポストには赤田将吾2軍外野守備・走塁コーチが就く見通しだ。

【関連記事】西武ニュース一覧