中日立浪和義監督(53)は11日、名古屋市内の中日新聞本社で大島宇一郎オーナー(57=中日新聞社社長)にシーズン終了報告を行った。

就任1年目を最下位で終えた指揮官は「期待を裏切ってしまった反省を報告しました」と説明。「来年のドラゴンズにとっては大きなポイントとなる外国人を探すことも了承いただいた」とドミニカ共和国などのウインターリーグに自ら調査に出向く意向を明かした。

神宮球場でのドラフト候補に続き、新外国人も自分の目でチェックする。「今、いろんな映像を見ています。セールスビデオだけだと分からないこともあるので、ドミニカに行くかもしれません。しっかり探していきたい」。チーム本塁打と得点は12球団ワースト。来季の巻き返しに向けた補強ポイントは明確だ。長打力のある新外国人選手を求め、今オフ、海を渡ることになりそうだ。

大島オーナーの話 立浪監督1年目のシーズンが終わりました。序盤は粘り強い戦いぶりで上位に食い込んでいましたが、シーズン中盤に新型コロナ感染者が続出し、主軸に故障者が出始めてからは成績が下降し、非常に苦しいシーズンだったと思います。最下位という結果はしっかりと受け止め、チーム全体が奮起しなければなりません。投打ともに若手が結果を出しており、来季以降に期待が持てる材料はあります。各選手はオフの期間に個の力を伸ばしつつ、立浪監督には大局的な立場で全体を束ね、巻き返しに向けてチームを強く、大きく育てていってほしいと思います。

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