巨人は11日、川崎市内のジャイアンツ球場で秋季練習2日目を実施した。前日の初日は原辰徳監督(64)の訓示と自主トレが中心だったため、この日が実質的な本格始動でみっちり約3時間の練習を行った。

■20分間走に選手は苦悶(くもん)の表情

ウオームアップの直後、いきなり20分間走のハードトレ。選手らは苦しみの表情で、長距離を走り抜いた。

■「板グラブ」で基礎捕球トレ

坂本勇人内野手(33)、岡本和真内野手(26)、吉川尚輝内野手(27)、北村拓己内野手(27)は「板グラブ」とも呼ばれるトレーニング用のグラブを使い、基礎から捕球技術を確認。グラブの捕球面しかないため、しっかりと足と膝を使って正面で捕球する必要がある。原監督も坂本らに球を投げて直々に指導。「なんか思い出すよ、ああいう練習は」と懐かしげに語った。

■原監督「より実戦に近い形で、どんどんやってね」

打撃練習は普段の2カ所のケージに加え、その間にバント用のスペースを追加。この意図について「見ての通り、セーフティーバントと、バント。徐々にですけども、ちょっと見ていてください。より実戦に近い形で、どんどんやってね。今日は初日ですから」と説明した。

その初日から充実してスタートした秋季練習。「自分たちの時間も与えてあげるというのも必要だしね。ウエートも含めて、やりたい練習も含めて、治療も含めて」。まさに実りの秋だ。【三須一紀】

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