ロッテ佐藤都志也捕手(24)がこの日は三塁守備についた。

今季は捕手スタメンも多かったが、10日のフェニックスリーグ阪神戦は一塁、11日のオリックス戦は右翼を守り、この日は一塁でスタメン出場し、6回から三塁へ。遊び感覚で作っていたという内野用グラブで、ホットコーナーを4イニング守った。6回には強いゴロを弾く場面もあった。

三塁守備は軟式野球でプレーした中学1年以来という佐藤都は「強い打球でもしっかりと捕れるように早く感覚に慣れて、自分のものとできるように練習していきたいと思います」と振り返り「キャッチャーミット、ファーストミット、内野、外野とこれからは4つ(のグラブ)を使い分けたいです」と前向きに話した。打席では2戦連続で本塁打を放った。

吉井理人新監督(57)は「根元コーチが三塁もいけますって言ってたので」と起用理由を説明。佐藤都の守備位置について「捕手としてはまだ半人前なので。その上でどこかを守れたら試合に出られるチャンスが出てくると思うので、どんどんトライしてほしいなと思います」としつつ「(来春)キャンプへ行った時にはある程度決めて、今年はこれで勝負みたいなのをやっていきたいな」と、フェニックスリーグ期間中に一定の方向性を見定めたい意向を明かした。

佐藤都は試合後はさらに、諸積2軍外野守備走塁コーチの指導を受けながら、左翼の位置で守備練習を行っていた。【金子真仁】