新井貴浩新監督の下で広島床田寛樹投手が2桁星&規定投球回Wクリアを目指す。前半戦だけで8勝とチームの勝ち頭となったが、後半戦初登板となった8月3日DeNA戦の走塁時に右足を負傷。「右足関節骨折」で戦列離脱を余儀なくされると、そのまま復帰することなくシーズンを終えた。

現在もまだランニングを再開できず、リハビリの日々が続く。来季から指揮を執る新井監督とは就任会見を行った12日にマツダスタジアムで対面した。「焦らず、ゆっくり治して、頼むぞ。って言ってもらえたので、来年に万全でいけるようにしたいなと思います」。期待の言葉をかけられ、リハビリへの決意を新たにした。

現役時代ともにプレーしたことのある新指揮官の下で、今年達成できなかった2つの目標を徹底する。「2桁(勝利)、規定(投球回)は行きたいなと思いますし、あとはやっぱり、貯金できるようにしたいなと思います」。思わぬアクシデントで長期離脱を招いた失敗は繰り返さない。新体制下でも左腕エースとしてローテーションを守り続けるためにも、まずは今オフに患部の完治に全力を注ぐ。【前原淳】

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