阪神岡田彰布新監督(64)の就任会見が16日午後、大阪市内のホテルで行われた。藤原崇起オーナー(70)、百北幸司球団社長(61)が同席した。
「タテジマ」をほうふつとさせるストライプシャツに身を包み、黄色のネクタイを着用。猛虎愛あふれる勝負服で、注目の第一声。大量のフラッシュがたかれる中、言葉に力を込めた。
「15年ぶりなんですね、タイガースは。ドラフトでタイガースに当ててもらって、選手時代も日本一までなれたし。2005年に優勝して、まさかね、それから優勝できないとは思ってなかったんで。スタンドから見て10年くらいなるんですけど、やっぱりなんとかしたいというかね。そういう気持ちがすごくあったので。そういう意味で今年要請をもらって、なんとかね、年齢的にもそんなに長くできないと思いますけど、最後、タイガースのためにね、ユニホーム着ようかなと、そういう気持ちになりました」
15年ぶりの現場復帰。決断の理由に「勝てるチームなんですよ。でも勝てないんで。そのへんのちょっと歯がゆさはあったんですけどね。ずっとスタンドから見ててですけど。そういう意味で話もらった時にやってやろうかなってっていうのはありましたね」と優勝から遠ざかるチームへの思いがあったことを明かした。
目指す野球は「守りの野球」だ。「打つことはあんまり期待してない言うたらちょっとおかしいですけど、3割というかね、確率的には抑える方が高い」とし、「投手陣中心というか。そこで、今年以上に点を取らないといけないととなるんですけど、そのへんですね」。さらに「あの…エラーの数もそうですね、そのへんがね、ちょっとね」と守りの強化も課題に挙げた。
ファンサービスは「負けるより勝つことじゃないですか」ときっぱり。「『優勝します』とかよう言わないですけど、ずっと優勝は、『あれ』しか僕は言ってなかったんで、はっきり『優勝します』とかよう言わないですけど、シーズン終わる頃には楽しみにしてもらったら僕はいいと思いますね」とファンへのメッセージを送った。
岡田氏は04年からの就任5年間でリーグ優勝を含む4度のAクラス入り。05年のリーグ優勝時には「JFKトリオ」と呼ばれたウィリアムス、藤川、久保田の強力リリーフトリオを結成。二塁手だった今岡を打撃優先のため三塁へコンバートし5番打者として147打点を挙げる活躍を引き出した。
その豊富な経験と手腕で、「勝てる監督」として15年ぶりに現場復帰。「第2次岡田政権」でもチーム改革を施し、来季18年ぶりのリーグ頂点を狙う。
◆岡田彰布(おかだ・あきのぶ)1957年(昭32)11月25日、大阪府生まれ。北陽(現関大北陽)-早大。早大でリーグ通算20本塁打、3年秋に3冠王。79年ドラフト1位で阪神入団。80年新人王。日本一の85年に二塁手でベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞)。94年オリックスへ移り95年引退。現役通算16年で1639試合、1520安打、247本塁打、836打点、打率2割7分7厘。98年阪神に復帰し2軍監督などを歴任。04年から1軍を率い05年リーグV。10~12年オリックス監督。監督通算8年、581勝521敗39分け、勝率5割2分7厘。現役時代は175センチ、77キロ。右投げ右打ち。



