広島坂倉将吾捕手(24)は来季、捕手1本で勝負する。近年は打力が買われ、捕手以外での出場が増えた。

リーグ2位の打率を残した昨季は捕手での出場試合数と同じ62試合一塁を守り、チーム唯一の全試合出場を果たした今季は捕手での先発出場は18試合にとどまった。打撃で好結果を残す一方で、捕手に対するこだわりも強かった。前日15日には新井新監督に直訴して、話をする時間を設けてもらった。来季の起用について「来年はキャッチャー1本で、アツさん(会沢)と競争してくれという言葉をもらった」と表情を引き締めた。

新井監督の方針では、先発マスクをかぶらない試合では代打待機に回る予定。まさに捕手1本での勝負となる。「絶対的正捕手の会沢さんもいますから、そこに僕が挑んでいく覚悟は必要。ポジション的にもチームのことが左右されるポジションだと思うので、そのへんはしっかりやっていきたいという気持ちです」。会沢との正捕手争いに挑む覚悟は、固まった。

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