阪神の岡田彰布新監督(64)が来季の戦力補強について言及した。17日に、ABCテレビなどで就任後初仕事となるテレビ生出演。得点力向上のカギを握る助っ人野手に、「右の外野手」の獲得を要望。若手野手の台頭には「1~2人でいい」と狭き門を強調した。
24日から始まる秋季練習(鳴尾浜)で、ユニホーム姿を初披露し、チーム再建に取り組む。
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V奪還のカギを握る今オフの外国人補強について、岡田監督が言及した。就任発表後初仕事となるテレビ生出演で、補強ポイントを問われると「外野手の右」と即答した。今季は上位打線に左打者が並ぶケースが目立った。その上で、主軸を託す新外国人野手には「外野で当然、右を取るけどね。もう左なんていらないけど。大山と並んで5、6番で打てる右がもう1枚いないと」と、右の大砲にターゲットを絞っていることを明かした。
今季は途中退団したチェンを含め外国人選手が8人いた。野手ではマルテが右足故障に苦しみ33試合で1本塁打。2年契約の両打ちロハスも不振。7月に加入した右打ちのロドリゲスもわずか24試合の出場に終わった。3人とも今季限りの退団が濃厚。「8人もいらない。野手2人、投手が2人か1人くらい」と、最大でも5人を適正人数とした。
助っ人だけでなく、若虎の成長が望まれるが、岡田監督は独特の表現で台頭を期待した。「まず見極め。来年戦力になるかどうか、結構、この秋で分かるんでね。いっぱいになったらこっちは困る。困るのは嫌や。飛び抜けたのが1人、2人でいいよ」。右の外野手なら大砲候補の井上やパンチ力のある豊田、小野寺がいる。左だが1年目の前川が有望株。それでも、全員の飛躍は頭にない。「狭き門」をくぐり抜け、大ブレークを果たす選手が1人でも出現すればいい。
24日の秋季練習初日で、新指揮官は初めてユニホーム姿を披露する予定。05年に優勝した第1次政権と同じ背番号「80」で、選手の動きに目を凝らす。「秋は完璧に技術の向上やからな。技術向上のハードさな。それを12月、1月とやってるもんは伸びる」。秋季キャンプまでの期間を重要視し、戦力把握に努める。
補強だけでなく、「(来季は)バントはいっぱいする。ベンチワークで点を取りますよ」と、作戦を駆使しての得点力アップにも自信を見せた。18年ぶりのV奪還へ、岡田監督が動きだす。【石橋隆雄】



