阪神江越大賀外野手(29)、斎藤友貴哉投手(27)と、日本ハム渡辺諒内野手(27)、高浜祐仁内野手(26)の2対2の交換トレードが18日、両球団から発表された。

江越は駒大から14年ドラフト3位で阪神に入団。身体能力の高さと、走攻守3拍子そろったスラッガーとして期待され、2年目の16年には7本塁打を記録。近年は代走、守備固め要員として起用され、今季は24試合に出場して4盗塁をマークしていた。

斎藤は18年ドラフト4位で阪神に入団。150キロ台後半の直球を武器に、主に中継ぎとして出場。今月15日のフェニックスリーグ・日本独立リーグ選抜戦(宮崎市清武)の8回に登板し、161キロをマークするなど、ポテンシャルの高さを示していた。

▽日本ハム高浜 正直、驚きました。これもチャンスですし、トレードをプラスにとらえたい。北海道を離れるのは寂しいですけど、チームの力になれるよう頑張りたいと思います。(甲子園は)ヤジがあるので、メンタルが強くなると思う。鍛えてもらいます。

▽日本ハム渡辺 ドラフト1位で入って9年間、苦しい事もうれしい事もありました。しっかりとレギュラーをつかめなかったことが心残り。阪神の一員として、早く認めてもらえるよう全力でプレーしたいと思います。(愛称の「直球破壊王子」は阪神でも)継続します。

◆江越大賀(えごし・たいが)1993年(平5)3月12日生まれ、長崎県南島原市出身。海星では投手兼外野手で甲子園出場なし。高校通算26本塁打。駒大では3年時に日米大学野球で日本代表。4年時に明治神宮大会V。大学通算11本塁打。14年ドラフト3位で阪神入団。16年に3試合にまたがる3打席連続本塁打、4試合連続本塁打をマーク。182センチ、81キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1100万円。既婚。

◆斎藤友貴哉(さいとう・ゆきや)1995年(平7)1月5日生まれ、山形県東根市出身。山形中央時代は甲子園出場なし。桐蔭横浜大では4年春に4勝でMVP。ホンダを経て18年ドラフト4位で阪神入団。21年5月28日西武戦で救援登板し初勝利。184センチ、92キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸1200万円。既婚。

◆高浜祐仁(たかはま・ゆうと)1996年(平8)8月8日生まれ、佐賀県出身。横浜では伊藤将(現阪神)浅間(現日本ハム)渡辺佳(現楽天)らと同学年。2年夏、3年春の甲子園出場。高校通算32本塁打。14年ドラフト7位で日本ハム入団。21年7月6日西武戦で、39試合連続無失点だった平良(西武)からサヨナラ二塁打。兄卓也は07年高校生ドラフト1巡目で阪神に指名され、ロッテを経て昨季引退した。185センチ、90キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2200万円。既婚。

◆渡辺諒(わたなべ・りょう)1995年(平7)4月30日生まれ、茨城県出身。東海大甲府2年夏に甲子園4強。高校通算39本塁打。13年ドラフトでは日本ハム栗山監督が松井裕樹(桐光学園)柿田裕太(日本生命)岩貞祐太(横浜商大)と抽選3連敗した後に1位指名で入団。19年6月8日阪神戦(甲子園)で馬場から満塁本塁打。178センチ、86キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸5000万円。