来季から広島の2軍打撃コーチに就任する新井良太氏(39)が27日、マツダスタジアムで会見を行った。

新任の新井貴浩監督(45)から要請された過程や、かつてファンだったという広島のユニホームに袖を通すことになった気持ち、指導のモットーなどを語った。

会見の一問一答は以下の通り。

 

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--まずコーチ就任要請について。誰からどのように

(新井貴浩)監督から電話がありまして「手伝ってくれないか」と言われました。すぐに「分かりました」と返答しました。

--要請を受けて、感想は

まさかまた一緒にユニホームを着てやるとは思ってなかった。それを想像すると僕も生粋のカープファンでしたから自分が赤いユニホームを着られると思うと、すごく心が躍りました。

--兄が監督のチームでコーチをする

私は選手のため、そしてカープのために全力を尽くすだけなのでそこは何も問題ないかと思います。

--就任決まってから兄と会話は

ちょくちょく会ってますので、いつも通りの会話と言いますか、とにかく「力を貸してくれ」「今までタイガースでやってきたことを、そのまましっかりやってくれ」ということは言われています。

--中日、阪神と外から広島を見てきた。広島の印象は

能力の高い選手が多いなといつも(ビジターの)三塁側から見ていて思いました。若い選手もすごく可能性を感じる選手が多いですし、一緒に汗を流してサポートできると思うと、非常に楽しみです。

--ファンだったカープでユニホームを着てコーチとして働く思い

監督も「家族」として表現していましたけど、何とかその(家族の)一員になって、とにかく選手のため、そしてカープのため、全力でやらせていただきます。

--コーチの経験はたくさんあるが、カープで指導は初めて。その思いは

僕は寄り添ってなるべく選手ファーストで、それをいいメンタル面もメカニック面でも、いい状態でも打席に入れるようにサポートするのが僕の仕事だと思いますので、しっかりコミュニケーション取って信頼関係築いてやっていきたいと思います。

--この選手を注目しているというのは

たくさん、みんな楽しみな選手が多いので何とかその選手たちの価値を高めてあげたり、可能性を広げられるように全力でサポートしていきます。

--指導にあたってモットーは

やはり僕のひと言で打てることもあれば僕のひと言で邪魔して打てなくなることもありますので、その辺は言うタイミングや言葉は慎重にやっていますし、それをやりたいと思います。あとはとにかく親身になってあげる、寄り添ってあげる、これが一番僕のモットーです。

--兄の新井貴浩氏は監督就任会見で赤いネクタイ。今日は濃紺。意図は

えぇー…私まで(ネクタイが)赤だとやりすぎかなと思いました。心は燃えてますのでそれでご勘弁お願いします。

--改めて就任に向けて意気込み

全力で選手のため、カープのために頑張ります。よろしくお願いします。