巨人坂本勇人内野手が、11年ぶりに秋季キャンプに参加する。「ケガもあったり、思うようにいかないシーズンだった。小手先でヒットを打ちに行くことが多くて、練習でもなかなか今年は強く振れなかった。オフを通しての課題です」ともどかしさにあふれたプロ16年目を振り返った。

10月31日にジャイアンツ球場での秋季練習を打ち上げ、11月1日に宮崎入りする。2日から4日までの3日間は、助っ人ウォーカーに加え、育成ルーキーの京本、川崎ら若手とともに汗を流す。33歳のベテランとして異例の参加となるが「若い選手と宮崎に行って、いい刺激になると思う」と前向きに捉えた。

今季は15年ぶりに出場100試合に届かず、83試合で打率2割8分6厘、5本塁打、33打点にとどまった。来季から打撃チーフコーチを務める大久保氏は、犠打や犠飛などチーム打撃を徹底させる方針を示している。日本シリーズをテレビ観戦し「犠打でチャンス広げて点になっている。見習わなきゃいけないところ」と感じ入るものがあった。“鍛錬の秋”を来季につなげる。【小早川宗一郎】

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