阪神は2日、高知・安芸で3年ぶりの秋季キャンプを開始した。ブルペンを視察した岡田彰布監督(64)は、来季2年目左腕の桐敷拓馬投手(23)と3年目右腕の村上頌樹投手(24)を絶賛。守備では自らノックを受けて手本を見せるなど、精力的に体を動かした。岡田監督の一問一答は以下の通り。

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-ブルペンで目立ったのは

「やっぱり桐敷いいなあ。1軍でもちょっと投げたピッチャーというかなあ。やっぱり今年1年間、ファームにいてるピッチャーとそのへんは違いがあるな~。桐敷はコントロールもいいしな。今日もストレートを高めばっかに投げろと言っているけど、ボールのキレとかはすごくあるな。村上もな。村上なんかは1軍の経験少ないらしいけど、ファームである程度成績残せるって言うのは、そのくらいボールに力をあるよな。何か使いようはあるかもわからんな。もったいないわな」

-桐敷は先発タイプと見ている

「そうやな。まあタイプ的には先発やろな。まずは先発からやな」

-守備でも差し込まれがちというのは、ボールを抱え込むような意識があるからか

「楽しようとしてるんやろ。取る足の幅が狭いもんな。楽しようとしてるからな。バッティングでも一緒や。下半身使うとしたら足なんかパンパンになってると思うよ。今日なんかでも。足を開いてな。下半身をホンマに使うとしたらな。守備でも一緒やがな。前で取るようになれば段々取る時のスタンスも広なってるやんか。最後の方になってきたらな。そういうことやからな。みんな下半身も鍛えられて、みんなにええ影響になるんやからな。ちゃんとええ捕り方すればな。バッティングでもプラスになると思うよ」

-そのあたりは自らもノックを受けて

「俺らもめっちゃ口うるさく言われた方やからな。だからまあ、あんまりそこまで今まで言われてないというかな、そうかもわからんけど重要性というかな、それをもう1回、二遊間守る人間は肝に銘じてほしいよな。どんだけすごい影響をチームに与えるポジションというかな」

-午前のシートノック終了後に二遊間のメンバーを集めていた

「あれはタッチタッチ。ちょうどキャッチャーがワンバン放ってたからな。もうタッチまでグラブが下から上に行くからな。タッチは上から下やろと。ゴロ捕るのとキャッチは逆よな。下から上でナンボとってもみんな足入れられてセーフやんか。ギャンブルプレーはそんなことしても一緒やからな。上から行かんとな。足にタッチするわけやから、それを逆やっとったからな。それを言うただけや。網で取れってな。芯でとったらアカンやん。タッチプレーは網でとらんと。スパイクと接触してもグラブからボールが抜けんように網で取らんとあかんから。タッチプレーは」

-初日から動かれていて、お元気そうだなと

「元気はないよ。しんどいよ。そんなもん、元気なわけないやん(笑い)」

-ノックも2球ほどやっていた

「感覚をな。感覚だけや。そう言うのを。感覚いうかコツやな。コツさえ分かれば簡単なんやけどな。ホントそれさえ分かれば。頭で分かってくれたら後は体で反応するだけやから。みんな難しいこと考えすぎであって。コツさえひとつポンとつかめば、全然あとは応用で、体で使えると思うよ」

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