日本ハムの野村佑希内野手(22)が2日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸2000万円から増額でサインした。

来季はけがなく1シーズンを戦い抜くことを最重要課題に掲げて挑む。8月下旬に左脇腹の肉離れで戦線離脱。9月下旬に復帰したが、終盤の出場は3試合にとどまった。けがを防ぐために願掛けは済ませた。11月下旬にイベントで訪れた函館市内の函館八幡宮でお参りし、「けがなく1年間戦えるように」と願いを込めて手を合わせた。

この日、サッカーW杯1次リーググループE組で、日本が格上のスペインに2-1の大金星を挙げた。早朝からテレビ観戦し、野村の前に交渉を終えた日本ハム清宮を見て野村は「くまできてましたもん。朝、分かりやすいんですよね、夜更かしすると」と先輩をいじり倒した。自身は観戦しなかったが、サッカー日本代表のメンバーに刺激を受け、「自分もそういう選手になりたい」と意欲的に語った。

今季は4番を任されるなど、93試合に出場し、97安打36打点、打率2割7分9厘をマーク。オールスターゲームにも初選出された。来季目標の数字については明言を避けたが、「結果でファンにこういうものを目指すんだなと判断してもらえれば」と意気込んだ。(金額は推定)

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