侍ジャパンに再び朗報が届いた。カブスの鈴木誠也外野手(28)が8日、自身のインスタグラムを更新し、来年3月に行われるWBCへの参加を表明した。

「報告遅くなりすいません! 僕もWBCに出場させていただきます。足引っ張らないように精一杯頑張ります。ではさよなら 栗山監督胴上げするぞぉー」(原文まま)

エンゼルス大谷、パドレス・ダルビッシュに続く3人目のメジャーリーガーの参加表明となった。鈴木はWBCへの出場可否について「出たい気持ちはもちろんある」としながらも、球団と協議して年内に結論を出すという慎重な姿勢を見せていた。渡米先で栗山監督が「NO・1の外野手であることは間違いないですから。僕は待つだけ。ギリギリまで待ちます」と、あらためてラブコールを送った直後の表明となった。

大谷、ダルビッシュが加わった投手陣に比べると、野手陣、特に外野手は手薄な感が否めなかった。11月の強化試合では6人がプレーしたが、長距離砲は阪神佐藤輝だけ。だが、その佐藤輝は、いまひとつアピールできなかった。吉田正はメジャー移籍のため、代表参加は不透明。ソフトバンク柳田が加わる可能性は残すが、日米通算196本塁打の鈴木が加わることで、打線の印象はがらりと変わる。17年の前回大会は、メジャーリーガーの速く動く球にてこずり、準決勝で米国に敗退した。現役メジャーリーガー鈴木の存在は、これ以上ない生きた情報にもなる。【古川真弥】