楽天島内宏明外野手(32)が“FA志願”を謝罪した。18日、山梨・南アルプス市で行われた「Yoshimoto Enjoy Baseball in Yamanashi」に参加。14日の契約更改交渉では4年契約の3年目が終わる来オフに、保有しているFA権を行使したい意向を球団に告げたことを明かし、物議を醸していた。

「自分の発言が軽率でしたし、自分が全部悪いこと。監督にもしっかり謝罪しました。僕の思いは伝えて。本当にファンのみなさんにも申し訳ないなという気持ちが今は強い」と頭を下げた。

20年オフに4年契約を結んだ。21年は打点王に輝き、今季は最多安打とベストナインを獲得したが、現状維持の年俸1億2000万円プラス出来高払いでサイン。契約更改交渉後の会見では、日本ハムからFA宣言した近藤は7年総額約50億円でソフトバンクと合意したことに「あの金額には負けちゃいますね。気持ちが持たないと思います」と反応。だが、真意とは違う伝わり方をしてしまった。「だから(年俸を)上げてくれとかでもないです。そこは違う風にいっちゃって、球団にも迷惑をかけて、本当にいろんな方に謝りたい」と静かに話した。

この日は、約200人の小学生たちとふれあい、気持ちを新たにした。「本当に迷惑をかけたなと思う気持ちを優勝という形で変えられたらいいなと思っている」。来季も楽天の一員として、勝利へ向かって全力を尽くす。【湯本勝大】

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