元日刊スポーツ記者で、退社後に大阪・和泉市長を務めた井坂善行(いさか・よしゆき)氏が28日、膵臓(すいぞう)がんのため死去した。67歳。

PL学園(硬式野球部)、追手門学院大を経て、77年日刊スポーツ新聞社入社。阪急、阪神、近鉄、パ・リーグキャップ、遊軍記者を担当後、プロ野球デスク。阪神の日本一、近鉄の10・19、南海と阪急の身売りなど、在阪球団の激動期に第一線の名物記者として活躍した。92年和泉市議選出馬のため退社。市議在任中は市議会議長、近畿市議会議長会会長などを歴任し、05年和泉市長に初当選、1期4年務めた。通夜は29日午後5時から、和泉市小野町甲15の3「北部コミュニティセンター」(電話0725・43・0010)で親族のみで行い、一般弔問は同6時から受け付ける。供花、香典は辞退している。喪主は長男善拓(よしと)氏。