“道具改革”で鉄腕復活だ! 今季、左肘痛に悩み、シーズン中の手術に踏み切った日本ハム宮西尚生投手(37)が、現役引退を懸けた大改造で16年目のシーズンに臨む。グラブも、スパイクも、投球フォームも「勝負を懸けている年だから、悔いなく、全て自分で納得出来るもので戦いたい」と“最適”を模索中。2月1日の紅白戦へ「行けと言われたら行く」と、準備を整えていく。
中継ぎとして数々の日本記録を更新してきた鉄腕が、引退を懸けた大勝負に挑む。宮西は今月上旬、アドバイザリー契約を結んでいるミズノに、今季使っていたグラブより1・5センチ小さいものを発注。一気に1センチ以上小さくすることには、リスクもあるが「やるなら思い切って行こうと思った。グラブが全てではないけど、来年はホンマに勝負を懸けている年だから、悔いなく。全て自分が納得出来るもので戦いたい」と、決意は固かった。
変えるのは、グラブにとどまらない。「スパイクもね。マウンドに合った刃っていうのが、あるから。新球場は、どういう土質なのか。その辺に合わせて」。毎年、オフになると微修正を繰り返してきた投球フォームも、同様だ。来年3月に開業する新球場は、客席からブルペンが丸見えで「どれだけ僕らが準備しているか、知ってもらえる。リリーフには刺激になる」と、楽しみにしている。
今季はプロ15年目で最少の24試合登板に終わった。シーズン終了を前に、左肘を思い切って手術。「体のコンディションはいい。ケアの時間がひたすら出来た。勤続疲労というか、筋肉が硬直していたけど、体に合う治療器が見つかって、疲れが一気に抜けた」と表情は明るい。
立ち投げは、1月に再開の見通し。「2月1日からピッチングをするつもり。ブルペンに2度入った状態で、キャンプインしたい」。キャンプ初日の紅白戦も「行けと言われたら、行く」。来年38歳。16度目のシーズンを、後悔しないように駆け抜ける。【中島宙恵】



