ソフトバンク石川柊太投手(31)が3日、米メッツに移籍した千賀の「お化けフォーク」習得に挑戦していることを明かした。東京の八王子市内にある母校、創価大のグラウンドで自主トレを公開。「千賀に(フォークの)握りや意識の話を聞いた」と、元エースと変化球談義を交わしたことを明かした。
具体的には、中指にボールをかけるのが千賀の握り。リリース時には「マウンドとホームの真ん中らへんに(ボールを)たたきつけるイメージ」だと言う。速球と同等の軌道で、直前にストンと落ちる“魔球”のヒントを得た。
自身の分析では「フォークの回転や抜け方が良くない。バックスピンがかかりすぎてストレートっぽくなっている」と改善の余地があった。そこで千賀の伝家の宝刀「お化けフォーク」に目をつけた形だ。「今のフォークではほとんど打たれている。これ以上悪くなることはないなと思って投げていきたい」。7日には米シアトルに飛び、千賀と自主トレを行う予定。新エース候補として「スーパースローの映像を見たりして、試行錯誤をしたい」と意欲的だった。
さらにこの日は同大学の1学年先輩であるヤクルト小川からチェンジアップを教わった。握り方とともに「腕じゃなくて体で投げる」と金言を授かった。「大学の時から1つ、2つ、3つ前を走っている先輩だった。自分は1年生の時に指をくわえて見ていた」という憧れの先輩から直々の指導を受けた。フォークを良化させることが最優先だが「試しでやってみようかな」と、新球にもチャレンジする。
元々石川は球速が速くて鋭く曲がる「パワーカーブ」を持っている。最大の武器に「お化けフォーク」「ライアン・チェンジアップ」が加われば鬼に金棒。その先に「目指さない人はいない」と話す2年ぶりの開幕投手が待っている。【只松憲】



