首都大学野球リーグの日体大は13日、横浜市内のグラウンドで練習を行った。今秋のドラフト候補に挙がる松浦佑星内野手(3年=富島)は50メートルを5・9で走る俊足の持ち主で、走攻守3拍子がそろう。今年の目標を「ジャパンに入ってプロに行くこと」と掲げた。

富島時代には夏の甲子園に出場し、同点に追いつくホームへの重盗を決めるなど、その実力をのぞかせてきた。昨秋のリーグ戦では打率3割6分4厘。ベストナインに選ばれるなどチームを4季ぶり25度目のリーグ優勝に導いたが、「エラーが多かった」と課題も残った。

昨年12月には、愛媛・松山で行われた大学日本代表候補合宿に参加。「東都、6大学だけじゃなく、地方にも良い選手がたくさんいたことが分かった」と刺激を受け、勝負の1年に挑む。「今年は打率4割超え、春秋首位打者、盗塁記録を塗り替えること」と、大きな目標に向けてスタートを切った。