12球団監督会議が18日、行われた。会議の冒頭、新任の榊原定征コミッショナー(79)があいさつ。「プロ野球の魅力向上」のための問題提起として、引き分けでファンが納得するのか、またセ・リーグのDH制はどうか、という2点を挙げた。

会議の最後に12監督によるフリートークを実施。座長を務めた阪神岡田彰布監督(65)によると、さまざまな意見が出たが「お客さんは決着がつくのを見たい」という意見が多かった。また、日本ハム新庄監督より、セ・リーグとパ・リーグで1回、シャッフルしてみては、という話も出たという。

岡田監督は「フリートーク。ここで決める話じゃないが、ファンが楽しんでもらうには、どうしたらいいか。そういう意見がたくさん出た。コミッショナー、NPB含めて、これから検討していく話」と話した。

◆セ・リーグのDH制導入議論 20年日本シリーズ(ソフトバンク-巨人)ではコロナ禍の過密日程による投手の負担減を理由に、ソフトバンクが全試合DH制を提案し特例で認められた。20年12月14日、巨人がコロナ禍の負担軽減などを理由にセ理事会で翌年の暫定的なDH制導入を提案するも、賛同を得られず見送り。21年1月19日のセ理事会で巨人が再び暫定的な導入を提案したが、他5球団が反対し見送られた。大リーグではナ・リーグが昨季からDH制を導入し、両リーグともDH制を採用している。