日本ハム吉田輝星投手(22)が17日、沖縄・名護でWBCキューバ代表との練習試合に先発し、3回1安打無失点、3奪三振と快投した。
初回2死からグラシアルを空振り三振、2回はデスパイネを遊ゴロと、日本球界を熟知する元ソフトバンクの強打者コンビも完璧に抑え込んだ。開幕ローテ入りに向け、猛アピールした。
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吉田がほぼ完璧な投球でキューバ打線を封じた。初回1死から2番ギベルへの3球目に、この日最速の148キロをマークすると、6球目の147キロストレートでバットをへし折った。最後は内角への直球で見逃し三振に切って取り、続くグラシアルは得意のフォークで空振り三振。「グラシアルから三振を取った球は去年も三振を取れているような感覚の球だった。ああいうボールを常に投げられるような精度にしていきたい」と振り返った。
テーマ通りの投球を披露した。「建山コーチからキャンプで言われているのはファーストストライクをしっかり取って自分の有利なカウントで進めること」。打者10人と対峙(たいじ)し、初球ストライクが8人。キューバの強打者たちを追い込み、手玉に取った。その上で「変化球とかが甘く入ったりしていたので、もっとしっかり精度を高めていきたい」と、新たな課題を掲げた。
今季は“地球の力”を生かす、新たなフォームに取り組んでいる。左足をより遠くへ踏み込み「左膝がつぶれないように。ブルペンが硬いので、地面の力を利用すれば球速も出てくるのかなと」。この日に関しては「あまりつぶれていなかった。もう少しバランスよくできれば(内野安打の)あの打球も取れたと思う」と、完成形を思い描いた。
先発ローテは開幕投手の加藤貴、上沢、侍ジャパンの伊藤、昨季ノーヒットノーランのポンセの4人が確定。残る枠は1か2。高卒3年目の根本やソフトバンクから新加入の田中正らライバルは多い。建山投手コーチは吉田について「何か1つ、突き抜けるものがあれば」。ひたむきに結果を出し続け、新庄監督のハートを射止める。【永野高輔】



